動植物を観察する
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散策途中に出会う可憐な高山植物
可憐な高山植物を愛でるのも、立山散策の楽しみのひとつ。標高やエリアによって、さまざまな草花が見られます。標高1,500~2,000mの弥陀ヶ原付近では、6~7月の初夏にゼンテイカが黄色い花を咲かせ、8月頃になると小さな白い花が咲くタテヤマリンドウ、高山植物の代表種であるチングルマが見られます。
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高原に生息するめずらしい昆虫たち
豊富な草木と清水がある弥陀ヶ原に多く生息する昆虫たち。立山散策の途中、トンボや蝶などの昆虫に出会えます。蝶の種類も豊富で、コヒョウモン、ベニヒカゲ、アサギマダラなど。平野部ではお目にかかれないめずらしい模様、色の蝶たちを観察してみましょう。
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オコジョなど立山の仲間がごあいさつ
立山には、めずらしい動物たちが生息しています。標高2000~2500mの弥陀ヶ原や室堂の岩場にはオコジョが生息。腹部が白く、背中は茶色で、愛くるしい顔をしています。室堂の標高2500m以上では、富山の県鳥であり、国の天然記念物でもあるライチョウが生息し、季節によって体の色が変化します。他にも、標高1000~1500mの美女平ではニホンカモシカやニホンザルが生息し、サルは車道に出現することもあります。